【活用ガイド】

JVNDB-2005-000648

libungif ライブラリにおける不正な GIF ファイルによる Null ポインタデリファレンスの脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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libungif は、GIF 形式のイメージファイルの読み込みや保存をするために使用される共有ライブラリを同梱しています。

Libungif には、GIF イメージファイルのデコード処理において、以下の複数の問題が存在します。

・Null ポインタデリファレンスが発生する問題 (CVE-2005-2974)
・境界外のメモリアクセス (out-of-bounds) が発生する問題 (CVE-2005-3350)

リモートの攻撃者に利用された場合、libungif を使用しているアプリケーションをクラッシュさせられ、サービス不能状態に陥る、もしくは libungif を使用しているアプリケーションの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux EUS 5.3.z (server) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-2974
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-2974
  2. SecurityFocus : 15304
  3. SecurityFocus : 15299
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2009年05月27日]
      影響を受けるシステム: レッドハット (RHSA-2009:0444) の情報を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2009:0444) を追加