JVNDB-2005-000512
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OpenSSH の動的ポート転送処理において不正アクセスを受ける脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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OpenSSH 4.1p1 以前には以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。
1) SSH クライアントにおいて -D オプションにより動的ポート転送を実行する際に、ListenAddress が明示的に指定されていない場合、ポート中継の許可を指定する GatewayPorts が不適切に有効になってしまう問題が存在します。(CAN-2005-2797)
この問題を利用するリモートの攻撃者は、結果として SSH クライアントを実行する標的ホストの転送ポートに不正にアクセスする可能性があります。
尚、この問題は OpenSSH 4.0/4.1 のみが影響を受けることが報告されています。
2) SSH クライアントにおいて "GSSAPIDelegateCredentials" を有効に設定している場合、証明書転送処理の不備のため、GSSAPI 認証以外の方法でログインした場合にも SSH サーバに対して GSSAPI 証明書を転送してしまう問題が存在します。(CAN-2005-2798)
SSH クライアントが信頼のないホストに接続を行った場合、この問題を利用するリモートの攻撃者に GSSAPI 証明書が漏洩してしまう可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): なし
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OpenBSD
サイバートラスト株式会社
- Asianux Server 3.0
- Asianux Server 4.0
- Asianux Server 4.0 (x86-64)
ターボリナックス
- Turbolinux Server 7
- Turbolinux Server 8
- Turbolinux Server 10
- Turbolinux Server 10 (x64)
ヒューレット・パッカード
- HP-UX 11.00
- HP-UX 11.04
- HP-UX 11.11
- HP-UX 11.23
レッドハット
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (ws)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
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OpenBSD
- OpenBSD : Top page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
サイバートラスト株式会社
ターボリナックス
ヒューレット・パッカード
レッドハット
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2005-2797
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-2797
- Secunia Advisory : SA16686
- SecurityFocus : 14729
- SecurityFocus : 14727
- SecurityTracker : 1014845
- FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-1624
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