【活用ガイド】

JVNDB-2005-000507

NTP のグループ名における不適切な権限付与の脆弱性

概要

NTP において、グループ名を gid (数値) でなく文字列で指定して ntpd デーモンを起動させる場合、指定したグループが使用されずユーザが所属するグループが付与される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


NTP Project
  • NTP 4.1.1
  • NTP 4.1.2
  • NTP 4.2.0
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 

想定される影響

ntpd デーモンに対して設定されているべきグループ権限以外の権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

NTP Project
  • NTP Bugzilla : 392
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-2496
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-2496
  2. Secunia Advisory : SA16602
  3. SecurityFocus : 14673
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載