【活用ガイド】

JVNDB-2005-000489

HP Ignite-UX におけるパスワード情報が漏洩する脆弱性

概要

HP-UX 上で使用する管理ツール Ignite-UX では、一部のファイルを TFTP を利用して転送を行っています。

Ignite-UX C.6.2.241 未満には make_recovery コマンドの処理に不備が存在するため、/etc/passwd ファイルのコピーが TFTP サーバのディレクトリツリーに作成される問題が存在します。

なお、ベンダが提供する情報によると、Ignite-UX C.6.0 以降は make_recovery コマンドが削除されていますが、それ以前のバージョンで過去にコマンドを実行している場合、/etc/passwd ファイルのコピーが TFTP サーバのディレクトリツリーに存在している可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.00 
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.22 
  • HP-UX 11.23 

想定される影響

リモートの攻撃者が TFTP を介して /etc/passwd ファイルのコピーにアクセスすることにより、結果としてパスワード情報を奪取される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0951
参考情報

  1. JVN : NISCC-688910
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0951
  3. NISCC Vulnerability Advisory : 688910/NISCC/IGNITE-UX
  4. CPNI Vulnerability Advisory : 00694
  5. Secunia Advisory : SA16456
  6. SecurityFocus : 14571
  7. SecurityFocus : 14568
  8. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-1433
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載