【活用ガイド】

JVNDB-2005-000420

Linux Kernel の execve() 関数における競合状態の脆弱性

概要

Itanium (ia64) および AMD64 アーキテクチャにおける Linux Kernel には、execve() 関数のシステムコールのための互換コードに競合状態が発生する不備のため、特定の引数がユーザ空間からカーネル空間に引き渡される際に、バッファオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.7 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 

想定される影響

システムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる、あるいは root 権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : kernel
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-1768
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-1768
  2. Secunia Advisory : SA15980
  3. SecurityFocus : 14205
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-1044
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載