【活用ガイド】

JVNDB-2005-000408

Adobe Reader の不適切な一時ファイルの作成による情報漏洩の脆弱性

概要

Adobe Reader (for UNIX) には、特定の状況下において PDF ドキュメントを開いた場合に Adobe Reader を実行するユーザの umask に基づいた権限で一時ファイルを作成してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


アドビ
  • Adobe Reader 5.0.9, 5.0.10
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

想定される影響

ユーザが PDF ドキュメントを閲覧する間に、不正にそのユーザの PDF ドキュメントを閲覧される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

アドビ
  • Adobe Support Knowledgebase : 329121
  • Adobe サポートデータベース : 329121
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-1841
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-1841
  2. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-0970
  3. Secunia Research : 29/06/2005
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2005/06/29
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01