【活用ガイド】

JVNDB-2005-000341

Qpopper の umask 値の設定における任意のファイルを改ざんされる脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Qpopper は、電子メールの受信に使用される POP3 サーバであり、各種のプラットフォームにおいて広範に利用されています。

Qpopper 4.0.5 以前には、以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。

・本来一般ユーザとして扱う特定のローカルファイルを、root 権限で処理してしまう問題 (CAN-2005-1151)

・Qpopper が新規に作成するファイルやディレクトリに、特定のグループに属するユーザ、あるいは全てのユーザがアクセス可能な権限が設定される問題 (CAN-2005-1152)

これらの問題を利用するローカルの攻撃者は、root 権限で任意のファイルを上書きする、あるいは Qpopper が作成したファイルに不正にアクセスする可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


クアルコム
  • Qpopper 4.0.5

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

クアルコム
  • Qpopper : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-1152
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-1152
  2. SecurityFocus : 13714
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載