【活用ガイド】

JVNDB-2005-000254

Microsoft Exchange の SMTP 拡張コマンドにおけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Microsoft Exchange Server の SMTP サービスには、SMTP 拡張コマンドで使用されるバッファが適切にチェックされない不備が存在するため、バッファオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2000
  • Microsoft Exchange Server 2003

想定される影響

意図的に作成した SMTP 拡張コマンドの発行により、 Local System 権限で任意のコードが実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS05-021
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS05-021
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外書き込み(CWE-787) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-0560
参考情報

  1. JVN : JVNTA05-102A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA05-102A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-0560
  4. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2005-1601
  5. US-CERT Vulnerability Note : VU#275193
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA05-102A
  7. X-Force Security Alerts and Advisories : 193
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載