JVNDB-2005-000181
|
MySQL の CREATE TEMPORARY TABLE ステートメントにおけるシンボリックリンク攻撃を受ける脆弱性
|
------------
本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
------------
MySQL 4.0.23 以前、4.1.10 以前には、以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。
・ユーザ定義関数の取り扱いに不備が存在し、mysql データベースに対して INSERT および DELETE の実行権限を持つユーザは、CREATE FUNCTION ステートメントより libc 関数 (strcat、on_exit、exit など) を使用することで、メモリアドレスを任意の値で上書き可能な問題 (CAN-2005-0709)
・mysql.func システムテーブルよりユーザ定義関数をロードする際に、参照するオブジェクトファイルのパスの検証が不適切であるため、mysql データベースに対して INSERT および DELETE の実行権限を持つユーザが任意のディレクトリにあるオブジェクトファイルを参照する関数を作成可能な問題 (CAN-2005-0710)
・CREATE TEMPORARY TABLE ステートメントにおいて、セキュリティ上不適切な方法で一時ファイルを作成してしまう不備が存在するため、シンボリックリンク攻撃を受ける問題 (CAN-2005-0711)
これらの問題を利用するローカルの攻撃者は、結果として、シンボリックリンク攻撃を行う、あるいは mysqld プロセスの権限で任意のコードを実行できる可能性があります。
|
CVSS v2 による深刻度 基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): なし
|
|
MySQL AB
- MySQL 4.0.23a およびそれ以前
- MySQL 4.1.10 およびそれ以前
サイバートラスト株式会社
サン・マイクロシステムズ
- Sun Solaris 10 (sparc)
- Sun Solaris 10 (x86)
ターボリナックス
- Turbolinux Server 7
- Turbolinux Server 8
- Turbolinux Server 10
レッドハット
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (ws)
|
|
本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
|
ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
|
MySQL AB
- MySQL : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
サイバートラスト株式会社
- MIRACLE LINUX アップデート情報 : mysql (2007/02/23 現在 リンク切れ)
サン・マイクロシステムズ
- Sun Alert Notification : 101864
- Sun Alert Notification 日本語版 : 101864
ターボリナックス
レッドハット
|
- その他(CWE-Other) [NVD評価]
|
- CVE-2005-0711
|
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-0711
- Secunia Advisory : SA14547
- SecurityFocus : 12781
- SecurityTracker : 1013415
- SecurityTracker : 1013414
- SecurityTracker : 1013413
- K-OTik Security Advisory : KOTIK/ADV-2005-0252
|
|