JVNDB-2005-000116
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Perl の rmtree() 関数における任意のファイルへのシンボリックリンクを作成される脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Perl は CGI の開発などに活用されているプログラミング言語です。Perl の File::Path モジュールにはディレクトリツリーを一括で削除する関数である rmtree() 関数が実装されています。
Perl 5.x に実装される File::Path モジュールでは、rmtree() 関数の処理において、以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。
1.削除するファイルやディレクトリに対し、セキュリティ上不適切なパーミッションを設定する問題 (CVE-2004-0452)
2.ディレクトリを削除するための前処理としてディレクトリのパーミッションを変更する際に競合状態が発生し、ディレクトリ内に任意のファイルへのシンボリックリンクが作成されてしまう問題 (CVE-2005-0448)
これらの問題を利用するローカルの攻撃者は、結果として本来アクセス権のないファイルやディレクトリを削除する、あるいはシンボリックリンク攻撃を試み任意のファイルやディレクトリのパーミッションを変更することが可能です。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 1.2 (注意) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 高
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): なし
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The Perl Foundation
サイバートラスト株式会社
- Asianux Server 2.0
- Asianux Server 2.1
- Asianux Server 3.0
- Asianux Server 3.0 (x86-64)
- Asianux Server 4.0
- Asianux Server 4.0 (x86-64)
ターボリナックス
- Turbolinux Server 7
- Turbolinux Server 8
- Turbolinux Server 10
ヒューレット・パッカード
- HP-UX 11.00
- HP-UX 11.11
- HP-UX 11.23
レッドハット
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux 4 (ws)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
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The Perl Foundation
- The Perl Foundation : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
オラクル
サイバートラスト株式会社
ターボリナックス
ヒューレット・パッカード
レッドハット
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2005-0448
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-0448
- Secunia Advisory : SA14531
- Secunia Advisory : SA13643
- SecurityFocus : 12767
- SecurityFocus : 12072
- ISS X-Force Database : 18650
- SecurityTracker : 1014213
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- [2007年04月01日]
掲載
[2013年11月01日]
ベンダ情報:オラクル (Multiple vulnerabilities in Perl 5.8) を追加
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