【活用ガイド】

JVNDB-2005-000105

WU-FTPD のグロビング処理におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

WU-FTPD 以前では、ワイルドカードを含むファイル名を展開するグロビング処理を実装する wu_fnmatch.c の wu_fnmatch() 関数において、過度に多くのアスタリスクが入力された場合に大量の CPU 資源が消費される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 
  • Sun Solaris 9 (sparc) 
  • Sun Solaris 9 (x86) 
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.00 
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.23 

想定される影響

意図的に作成した FTP コマンドを繰り返し実行されることにより、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 101699
  • Sun Alert Notification 日本語版 : 101699
ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-0256
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-0256
  2. SecurityTracker : 1013305
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載