【活用ガイド】

JVNDB-2005-000075

Squid における過大な HTTP リプライヘッダによるキャッシュ汚染の脆弱性

概要

Squid には、http.c 内の httpProcessReplyHeader() 関数の不備のため、異常に大きいサイズの HTTP リプライヘッダを受信した場合に、キャッシュ汚染を許してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Squid-cache.org
  • Squid 2.5 STABLE7 およびそれ以前
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 7  
  • Turbolinux Server 8  
  • Turbolinux Server 10  
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3.0 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

想定される影響

悪意ある Web サーバから意図的に作成された HTTP リプライヘッダを送りつけられることにより、キャッシュが汚染される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Squid-cache.org ミラクル・リナックス
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : squid
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-0241
参考情報

  1. JVN : JVNVU#823350
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-0241
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#823350
  4. Secunia Advisory : SA14091
  5. SecurityFocus : 13435
  6. SecurityFocus : 12412
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載