【活用ガイド】

JVNDB-2005-000021

Linux Kernel のページフォルトハンドラにおける権限昇格の脆弱性

概要

Linux Kernel に実装されるページフォルトハンドラには、同じ仮想メモリ空間を共有する 2 つのスレッドが同時にスタック拡張を要求する際に競合状態が発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 7  
  • Turbolinux Server 8  
  • Turbolinux Server 10  
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

想定される影響

root 権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : kernel
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : kernel_v2.x
ターボリナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-0001
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-0001
  2. Secunia Advisory : SA13822
  3. SecurityFocus : 12244
  4. SecuriTeam : 5AP0H0KEKU
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載