【活用ガイド】

JVNDB-2004-000579

Sybase Adaptive Server におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Sybase Adaptive Server Enterprise 12.5.3 以前には、以下の複数のセキュリティ問題が存在します。

・Transact-SQL 拡張において、データタイプの操作を行う attrib_valid ファンクションにバッファオーバーフローを生じる問題

・SQL 拡張において、データタイプの変換を行う convert ファンクションにバッファオーバーフローを生じる問題

・SQL 拡張において、変数タイプの定義を行う declare ステートメントにバッファオーバーフローを生じる問題

・特定のクエリプランにおいてバッファオーバーフローを生じるため、Sybase Server の権限で任意のコードが実行可能となる問題

・カスタム Java クラスを定義する install java ステートメントにバッファオーバーフローを生じる問題

・拡張ストアドプロシージャを実装する xp_server が、意図的に作成されたデータを受信するとクラッシュする問題

これらの問題を利用するローカルの攻撃者は、バッファオーバーフローを発生させ Sybase Server の権限で任意のコードを実行する、あるいは xp_server をサービス不能状態に陥らせる可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


サイベース
  • SAP Sybase Adaptive Server Enterprise 12.5.3 およびそれ以前

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイベース
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-0441
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-0441
  2. Secunia Advisory : SA13632
  3. SecurityFocus : 13009
  4. SecurityFocus : 13020
  5. SecurityFocus : 13015
  6. SecurityFocus : 13014
  7. SecurityFocus : 13013
  8. SecurityFocus : 13012
  9. SecurityFocus : 12080
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載