【活用ガイド】

JVNDB-2004-000569

Microsoft Windows カーネルの ANI ファイルの解析処理におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Windows カーネルには、ANI ファイルの解析処理において ANI ファイルヘッダ内のフレーム番号、レート番号のチェックに不備が存在し、カーネルがクラッシュする、あるいはシステム資源が大量に消費される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows 9X 98  
  • Microsoft Windows 9X 98 scd 
  • Microsoft Windows 9X me  
  • Microsoft Windows NT 4.0 (server) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (terminal_srv) 
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows XP sp3 
  • Microsoft Windows XP (x64) 

想定される影響

システムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。なお、Microsoft Windows XP SP2 は影響を受けません。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS05-002
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS05-002
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-1305
参考情報

  1. JVN : JVNTA05-012A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA05-012A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-1305
  4. US-CERT Cyber Security Alerts : SA05-012A
  5. US-CERT Vulnerability Note : VU#697136
  6. US-CERT Vulnerability Note : VU#177584
  7. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA05-012A
  8. Secunia Advisory : SA13645
  9. SecurityFocus : 12094
  10. ISS X-Force Database : 18667
  11. SecurityTracker : 1012683
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2004/12/20
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01