JVNDB-2004-000564
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Microsoft Windows Media Player の getItemInfoByAtom 関数におけるファイルの存在確認をされる脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Windows Media Player コントロールは、Internet Explorer やフォルダウィンドウ内でメディアファイルの再生を可能にする標準の ActiveX コントロールです。
Windows Server 2003 には Windows Media Player 9 が同梱されていますが、それ以外の Windows 2000/XP などでも利用可能です。
Microsoft Windows Media Player 9 には、次の 2 つのセキュリティ上の問題が存在します。
・getItemInfoByAtom() 関数の問題 (BID 12032)
悪意ある Web サイトを介して、標的システム上のファイルの存在が確認される、およびそのサイズ情報が漏洩する問題が存在します。
・setItemInfo() および getItemInfo() 関数の問題 (BID 12031)
標的システム上に存在するメディアファイルの属性 (アーティスト名、アルバム名、曲名など) の変更を許してしまう問題が存在します。
また、これらの属性に悪意あるスクリプトを挿入し、Internet Explorer の問題と組み合わせることにより、マイコンピュータゾーンで任意のスクリプトが実行される可能性があります。
これらの問題を利用するリモートの攻撃者は、悪意ある Web サイトを介して標的システム上のファイル情報を奪取する、あるいはマイコンピュータゾーンで任意のスクリプトを実行することが可能です。
尚、Microsoft Windows Server 2003 のデフォルトの設定では Internet Explorer のセキュリティ強化の構成 (Enhanced Security Configuration) が有効であるため、この問題の影響を受けません。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
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マイクロソフト
- Microsoft Windows Server 2003
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
- マイクロソフト株式会社 : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2004-1325
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-1325
- Secunia Advisory : SA13578
- SecurityFocus : 12032
- SecurityFocus : 12031
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