【活用ガイド】

JVNDB-2004-000488

Sudo の環境変数の解析処理における任意のコマンドを実行される脆弱性

概要

Sudo には、環境変数の妥当性の確認に不備が存在するため、Sudo ユーザが実行する bash シェルスクリプトから、実行権限を持たないプログラムが呼び出されることにより、そのプログラムの実行を許してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 1.1 
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 10  
  • Turbolinux Server 7  
  • Turbolinux Server 8  

想定される影響

Sudo で指定した権限で任意のコマンドを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : sudo
ターボリナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-1051
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-1051
  2. SecurityFocus : 11668
  3. SecurityTracker : 1012224
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載