【活用ガイド】

JVNDB-2004-000485

Cisco IOS の不正な DHCP パケットの処理によるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco IOS が稼動している Cisco デバイスには、受信した DHCP パケットの取り扱いに不備が存在するため、配送が不可能な DHCP パケットを受信した場合、これらのパケットが入力キューからドロップせずにそのままキュー内に残ってしまう問題があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.2 
  • Cisco 7600 シリーズ Sup2/MSFC2 および Sup720/MSFC3
  • Cisco Catalyst 3560 シリーズ
  • Cisco Catalyst 3750 シリーズ
  • Cisco Catalyst 4000 シリーズ Sup2plus, Sup3, Sup4, Sup5 モジュール
  • Cisco Catalyst 4500 シリーズ Sup2Plus TS
  • Cisco Catalyst 4900 シリーズ
  • Cisco Catalyst 6000 シリーズ Sup2/MSFC2 および Sup720/MSFC3
  • Cisco ONS 15500 シリーズ ONS15530、ONS15540

想定される影響

意図的に作成した DHCP パケットを繰り返し送りつけることにより、Cisco デバイスがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-1111
参考情報

  1. JVN : JVNTA04-316A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA04-316A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-1111
  4. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2004-4501
  5. US-CERT Vulnerability Note : VU#630104
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA04-316A
  7. CIAC Bulletins : P-034
  8. SecurityFocus : 11649
  9. ISS X-Force Database : 18021
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載