【活用ガイド】

JVNDB-2004-000454

Microsoft Internet Explorer の HTML ヘルプ ActiveX コントロールにローカルゾーンのロックダウン回避の脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer の HTML ヘルプ ActiveX コントロール (Hhctrl.ocx) には、ローカルゾーンのロックダウン機能による制限を受けないため、特定のファイル形式のドラック & ドロップ イベントと CVE-2004-1043 の問題との組み合せにより任意のファイルを開き、ローカルゾーンでスクリプトを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 5.01
  • Microsoft Internet Explorer 5.5
  • Microsoft Internet Explorer 6
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows 9X 98  
  • Microsoft Windows 9X 98 scd 
  • Microsoft Windows 9X me  
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows XP sp3 
  • Microsoft Windows XP (x64) 

想定される影響

第三者が細工した Web サイトにアクセスする、あるいは HTML 形式のメールを閲覧することで、標的ユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。

インターネットゾーンで HTML ヘルプ ActiveX コントロールを無効にするパッチ (MS05-001)、および「ドラッグ アンド ドロップの脆弱性」のパッチ (MS05-008,MS05-014) を適用してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS05-001
  • Microsoft Security Bulletin : MS05-008
  • Microsoft Security Bulletin : MS05-014
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS05-001
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS05-008
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS05-014
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0985
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0985
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#939688
  3. ISS X-Force Database : 17824
  4. SecurityTracker : 1011851
  5. SecurityTracker : 1012342
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載