【活用ガイド】

JVNDB-2004-000435

Microsoft Internet Explorer の URL の解析処理による URL が偽装される脆弱性

概要

DBCS (2 バイト文字セット) を使用するシステム上の Microsoft Internet Explorer には、URL に含まれる特定の文字を解析すると正規化エラーが発生し、アドレスバーに表示される URL が偽装される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 6
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 

想定される影響

悪質な Web サイトへのアクセスにより、正当なものにみせかけた URL をアドレスバーに表示される可能性があります。標的ユーザはその URL を確認して、攻撃者のサイトに機密情報を誤って渡してしまうことが考えられます。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS04-038
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS04-038
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0844
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0844
  2. US-CERT Cyber Security Alerts : SA04-286A
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#431576
  4. IPA セキュリティセンター : 20041013-ms04-038
  5. Secunia Advisory : SA12806
  6. SecurityFocus : 11377
  7. ISS X-Force Database : 17652
  8. ISS X-Force Database : 17651
  9. SecurityTracker : 1011643
  10. SecuriTeam : 6X00G0UBGY
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載