【活用ガイド】

JVNDB-2004-000434

Microsoft Internet Explorer の ナビゲーションコマンドの処理における URL を偽装される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer において、プラグインからのナビゲーションコマンドの処理に不備が存在するため、Active X コントロールなどのプラグインからナビゲーションが実行された場合、実際に表示される Web ページとは異なる URL がアドレスバーに表示されてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 5.01
  • Microsoft Internet Explorer 6
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows 9X 98  
  • Microsoft Windows 9X 98 scd 
  • Microsoft Windows 9X me  
  • Microsoft Windows NT 4.0 (server) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (terminal_srv) 
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows XP sp3 
  • Microsoft Windows XP (x64) 

想定される影響

悪質な Web サイトへのアクセスにより、正当なものにみせかけた URL をアドレスバーに表示される可能性があります。標的ユーザはその URL を確認して、攻撃者のサイトに機密情報を誤って渡してしまうことが考えられます。

なお、Microsoft Windows XP SP2 上の Internet Explorer 6 は影響を受けません。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS04-038
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS04-038
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0843
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0843
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#625616
  3. IPA セキュリティセンター : 20041013-ms04-038
  4. SecurityFocus : 11381
  5. ISS X-Force Database : 17655
  6. ISS X-Force Database : 17651
  7. SecurityTracker : 1011644
  8. SecuriTeam : 6X00G0UBGY
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載