JVNDB-2004-000375

glibc の glibcbug スクリプトにおけるシンボリックリンク攻撃を受ける脆弱性

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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GNU libc (glibc) に同梱されている glibcbug は、バグレポートを作成するとき、catchsegv はプログラムがセグメテーション違反で終了したときにスタック追跡を作成するときに、それぞれ使用するスクリプトです。

glibc 2.3.3 以前に同梱されている catchsegv、glibcbug スクリプトには、セキュリティ上不適切な方法で一時ファイルを作成してしまう不備が存在するため、シンボリックリンク攻撃を受ける問題が存在します。(CAN-2004-0968、CAN-2004-1382)

この問題を利用するローカルの攻撃者は、シンボリックリンク攻撃を試みることにより、スクリプトを実行するユーザの権限で任意のファイルを作成する、または上書きすることが可能です。

サイバートラスト株式会社

• Asianux Server 3.0 
• Asianux Server 1.1 
• Asianux Server 2.0 
• Asianux Server 2.1 

ターボリナックス

• Turbolinux Server 7  
• Turbolinux Server 8  

レッドハット

• Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
• Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
• Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
• Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
• Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
• Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。

サイバートラスト株式会社

• MIRACLE LINUX アップデート情報 : glibc （2007/02/23 現在 リンク切れ）

ターボリナックス

• ターボリナックス株式会社 : Top Page （2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした）

レッドハット

• Red Hat Security Advisory : RHSA-2005:261
• Red Hat Security Advisory : RHSA-2004:586
• レッドハット セキュリティーアップデート : RHSA-2005:261
• レッドハット セキュリティーアップデート : RHSA-2004:586

1. その他(CWE-Other) [NVD評価]

1. CVE-2004-1382

1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-1382
2. SecurityFocus : 11286
3. ISS X-Force Database : 17583

• [2007年04月01日]
    掲載