【活用ガイド】

JVNDB-2004-000370

ESP Ghostscript の複数のスクリプトにおけるシンボリックリンク攻撃を受ける脆弱性

概要

ESP Ghostscript (espgs) には (1) pj-gs.sh (2) ps2epsi (3) pv.sh (4) sysvlp.sh のいずれかのスクリプトを使用した場合に、セキュリティ上不適切な方法で一時ファイルを作成してしまう不備が存在するため、シンボリックリンク攻撃を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ESP Ghostscript
  • ESP Ghostscript 7.0.7 およびそれ以前
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 3.0 

想定される影響

スクリプトを実行するユーザの権限で任意のファイルを作成される、あるいは上書きされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ESP Ghostscript サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0967
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0967
  2. Secunia Advisory : SA12903
  3. SecurityFocus : 11285
  4. ISS X-Force Database : 17583
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2007年06月27日]
      影響を受けるシステムを更新しました。
      ベンダ情報: ミラクル・リナックスの情報を追加しました。