【活用ガイド】

JVNDB-2004-000314

Linux Kernel の copy_to_user() 関数を利用する USB ドライバにおける情報漏洩の脆弱性

概要

Linux Kernel に実装されている copy_to_user() 関数を未初期化状態で利用する特定の USB ドライバには、メモリ管理の処理にセキュリティ上の不備があるため、情報が漏洩する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 

想定される影響

カーネルのメモリに含まれる、本来アクセスすることのできない情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ミラクル・リナックス
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : kernel_se20
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0685
参考情報

  1. JVN : JVNVU#981134
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0685
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#981134
  4. SecurityFocus : 10892
  5. ISS X-Force Database : linux-usb-gain-privileges (16931)
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載