【活用ガイド】

JVNDB-2004-000296

Linux Kernel の CD-writer ドライバにおけるセキュリティ制限を回避される脆弱性

概要

Linux Kernel において、ATAPI/IDE インターフェースに CD-writer ドライブが接続されている場合、このドライブに対して読み取りの権限のみを与えられたユーザーが、ドライブ内のメディアに対して、許可されていない任意のデータの書き込み、あるいはデータの消去を行うことができる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 3.0 

想定される影響

セキュリティ制限を回避して、ドライブ内のメディアに対して任意のデータを書き込まれる、あるいはデータの消去を行われる可能性があります。
対策

ベンダ情報より正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社
  • ミラクル・リナックス株式会社 : pam (V3.0)
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0813
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0813
  2. Secunia Advisory : SA12498
  3. ISS X-Force Database : 17505
  4. SecurityTracker : 1011412
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2007年06月22日]
      影響を受けるシステムを更新しました。
      ベンダ情報: ミラクル・リナックスの情報を追加しました。