【活用ガイド】

JVNDB-2004-000291

HP-UX における Rose Attack によりシステムメモリを大量に消費する脆弱性

概要

HP-UX の TCP/IP の実装において、特定のフラグメントされた SYN パケットの取り扱いに不備が存在します。そのため、データグラム内のフラグメントオフセット値の差が過度に大きい連続した SYN パケットを大量に処理した際にシステムリソースを過大に消費してしまう問題が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.00 
  • HP-UX 11.04 
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.23 

想定される影響

第三者によって、標的システムの CPU リソースを過大に消費される、あるいはネットワークオペレーションがサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-4316
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-4316
  2. Secunia Advisory : SA18082
  3. SecurityFocus : 11258
  4. SecurityTracker : 1015361
  5. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-2945
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載