【活用ガイド】

JVNDB-2004-000274

Microsoft Internet Explorer における popup.show の呼び出しにより任意のファイルを保存される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer には、画像タグのスクリプトを処理する方法に不備が存在するため、Popup.show の悪用によりドラッグ &ドロップ操作を強制的に実行される問題があります。本脆弱性は "HijackClick3" と呼ばれています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 5.01
  • Microsoft Internet Explorer 5.5
  • Microsoft Internet Explorer 6
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows 9X 98  
  • Microsoft Windows 9X 98 scd 
  • Microsoft Windows 9X me  
  • Microsoft Windows NT 4.0 (server) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (terminal_srv) 
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows XP sp3 
  • Microsoft Windows XP (x64) 

想定される影響

第三者が細工したメールや Web サイトを表示してしまうことで、意図しないドラッグ&ドロップ操作が実行されてしまい、任意のファイルをシステム上に保存される可能性があります。なお、Microsoft Windows XP SP2 上の Internet Explorer 6 は影響を受けません。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS04-038
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS04-038
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0841
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0841
  2. US-CERT Cyber Security Alerts : SA04-286A
  3. IPA セキュリティセンター : 20041013-ms04-038
  4. Secunia Advisory : SA12048
  5. SecurityFocus : 10690
  6. ISS X-Force Database : 16675
  7. SecurityTracker : 1010679
  8. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 7774
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載