JVNDB-2004-000266
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Ethereal の SNMP プロトコルの解析部におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Ethereal 0.8.15 - 0.10.4 には、プロトコルの解析部に以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。
・iSNS (Internet Storage Name Service) プロトコルの解析部に不備が存在し、特定の条件下で Ethereal が異常終了する問題
(0.10.3 - 0.10.4)
・SMB (Server Message Block) プロトコル解析部の SID Snooping 機能に不備が存在し、特定の状況下において、Ethereal がクラッシュする問題
(0.9.15 - 0.10.4)
・特定のコミュニティ名を持つ、あるいはコミュニティ名が欠落している SNMP (Simple Network Management Protocol) パケットを受信した場合、Ethereal がクラッシュする問題
(0.8.15 - 0.10.4)
これらの問題を利用するリモートの攻撃者は、以下のような手法によって、Ethereal をクラッシュさせ、サービス不能状態に陥らせる、さらには Ethereal の実行権限 (通常 root 権限) で任意のコードを実行できる可能性があります。
・意図的に作成したパケットを標的システムが監視しているネットワークに送り付ける
・意図的に作成したパケットトレースファイルを読み取らせる
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 部分的
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サイバートラスト株式会社
レッドハット
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (ws)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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サイバートラスト株式会社
レッドハット
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2004-0635
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0635
- Secunia Advisory : SA12024
- SecurityFocus : 10672
- SecurityTracker : 1010655
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