【活用ガイド】

JVNDB-2004-000261

Linux Kernel の NFS サーバにおける GID を不正に変更可能な脆弱性

概要

Linux Kernel の NFS サーバには、inode_change_ok() 関数内におけるファイル所有者のチェックの不備のため、ファイルシステムを NFS クライアントがマウントできるようにエクスポートしている場合、 NFS クライアントにより、本来変更することのできないファイルの GID を不正に変更することが可能である脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
  • Asianux Server 3.0 
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 7  
  • Turbolinux Server 8  
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 

想定される影響

ファイルの GID を不正に変更される可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : kernel_30
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : kernel_se20
ターボリナックス
  • ターボリナックス株式会社 : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0497
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0497
  2. SecurityFocus : 10622
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載