【活用ガイド】

JVNDB-2004-000172

ProFTPD における CIDR 形式の ACL によりアクセス制御を回避される脆弱性

概要

ProFTPD には、Allow および Deny ディレクティブにおいて CIDR 形式での IP アドレスの表記を使用した ACL を適用している場合、そのアクセス制限が適切に行われず AllowAll のように全てのアクセスを許可してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ProFTPD Project
  • ProFTPD 1.2.8p
  • ProFTPD 1.2.9
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
  • Asianux Server 3.0 
ターボリナックス
  • Turbolinux Appliance Server 2.0  
  • Turbolinux Server 10  

想定される影響

ACL を回避して本来許可されていないディレクトリやファイルにアクセスされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ProFTPD Project
  • ProFTPD Bugzilla : 2267
サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : proftpd
ターボリナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0432
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0432
  2. Secunia Advisory : SA11527
  3. SecurityFocus : 10252
  4. SecurityTracker : 1009997
  5. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 5744
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2009年07月01日]
      影響を受けるシステム:ターボリナックス (TLSA-2009-16) の情報を追加
      ベンダ情報:ターボリナックス (TLSA-2009-16) を追加