【活用ガイド】

JVNDB-2004-000168

GNU の Midnight Commander におけるフォーマットストリングの脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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GNU Midnight Commander (mc) は、多くの UNIX で利用可能なビジュアルシェルです。

Mc 4.6.0 以前には、下記の複数のセキュリティ上の問題が存在します。

・複数のバッファオーバーフローの問題 (CAN-2004-0226)
・一時ファイルおよび一時ディレクトリをセキュリティ上不適切な方法で作成してしまう問題 (CAN-2004-0231)
・フォーマットストリングの問題 (CAN-2004-0232)

現時点において、いずれの問題も詳細は不明ですが、これらの問題を利用するローカルの攻撃者は、mc をサービス不能状態に陥らせる、あるいは mc の実行権限で任意のコードを実行できる可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 1.1 
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Linux 9  

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : mc
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0232
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0232
  2. SecurityFocus : 10242
  3. SecurityTracker : 1009981
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載