JVNDB-2004-000146
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Linux Kernel の JFS ファイルシステムにおける情報漏洩の脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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JFS (Journaled File System) 、XFS (eXternal File System)、EXT3 (Third Extended Filesystem) はいずれも、ファイルシステム内のデータ変更履歴を保存・管理するジャーナリング機能の付いたファイルシステムであり、クラッシュ時にもファイルシステムの一貫性を保ちます。
Linux Kernel 2.4.25 以前/2.6.5 以前がサポートしている以下のファイルシステムには、ファイルシステムを作成、または書き込みを行った際に、一部のシステムメモリの内容を raw デバイスに書き込んでしまう問題が存在します。
・JFS (CAN-2004-0181)
・XFS (CAN-2004-0133)
・EXT3 (CAN-2004-0177)
raw デバイスの読み込み権限をもつローカルの攻撃者は、これらの問題を利用することにより、書き込まれたメモリに含まれる暗号鍵などの重要な情報を奪取できる可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
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サイバートラスト株式会社
- Asianux Server 2.0
- Asianux Server 2.1
- Asianux Server 3.0
- Asianux Server 3.0 (x86-64)
ターボリナックス
- Turbolinux Server 7
- Turbolinux Server 8
レッドハット
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (as)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (es)
- Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws)
- Red Hat Enterprise Linux 3 (ws)
- Red Hat Linux 9
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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サイバートラスト株式会社
ターボリナックス
レッドハット
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2004-0181
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0181
- SecurityFocus : 10152
- SecurityFocus : 10151
- SecurityFocus : 10143
- SecurityTracker : 1009799
- SecurityTracker : 1009798
- SecurityTracker : 1009797
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