【活用ガイド】

JVNDB-2004-000113

Linux Kernel の do_fork() 関数におけるメモリリークによるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel に実装されている do_fork() 関数には、子プロセスを生成する際にメモリを割り当てた後にエラーが生じた場合、正しくメモリの解放を行わなず、管理情報も修正しない複数の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
  • Asianux Server 3.0 
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 7  
  • Turbolinux Server 8  
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 

想定される影響

システムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : kernel_30
ターボリナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 有効期限後のメモリの解放の欠如(CWE-401) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0427
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0427
  2. SecurityFocus : 10221
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
  • [2024年02月26日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新