【活用ガイド】

JVNDB-2004-000107

Linux Kernel の setsock() 関数におけるカーネルメモリが読み出し可能な脆弱性

概要

Linux Kernel の setsockopt() 関数には、IPv4 マルチキャストパケットにおけるソース側のフィルタを設定する際にフィルタサイズを適切に扱わない不備のため、getsockopt() 関数と組みあわせる事でカーネルメモリが読み出し可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 

想定される影響

カーネルのメモリ内部にある重要な情報を閲覧される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0424
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0424
  2. SecurityFocus : 10179
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載