【活用ガイド】

JVNDB-2004-000035

Apache HTTP Server の モジュールとして利用される PHP における情報漏洩の脆弱性

概要

PHP を Apache HTTP Server モジュールとして利用しており、php.ini と仮想ホストにおいて異なる設定を行った場合、同じ子プロセスにおいて複数の仮想ホストに対する HTTP リクエストを取り扱った際に、先にリクエストを受けた仮想ホストに対する php_admin_value/php_admin_flag の設定が、後にリクエストを受けた仮想ホストに対しても反映されてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 4.2.3 およびそれ以前
  • PHP 4.3.4 およびそれ以前

想定される影響

本来アクセスできないファイルにアクセスされ、重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0263
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0263
  2. SecurityFocus : 9599
  3. SecurityTracker : 1008973
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載