【活用ガイド】

JVNDB-2004-000012

PWLib の H.225 メッセージによるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

クロスプラットホームライブラリの PWLib 1.6.0 未満において、H.225 メッセージの取り扱いに不備が存在します。なお、影響の度合いは PWLib を利用するアプリケーションに依存します。

なお、H.323 プロトコルを実装するその他システムにも本脆弱性に関連する脆弱性が確認されています。その他システムに関する情報については、NISCC-006489 (JVN)、NISCC Advisory 006489/h323(CPNI Advisory 00387) を併せてご確認ください。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 3.0 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Linux 9  

想定される影響

PWLib を利用するアプリケーションが H.225 メッセージを処理することにより、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受けたり、任意のコードを実行されたりする可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian
  • Debian セキュリティ警告 : DSA-448
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2004-0097
参考情報

  1. JVN : NISCC-006489
  2. JVN : JVNCA-2004-01
  3. JVN Status Tracking Notes : TRCA-2004-01
  4. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2004-0097
  5. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2004-0301
  6. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2004-0501
  7. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2004-0901
  8. 警察庁 @police : H.323メッセージ処理に関する脆弱性について(1/14)
  9. CERT Advisory : CA-2004-01
  10. US-CERT Vulnerability Note : VU#749342
  11. NISCC Vulnerability Advisory : 006489/h323
  12. CPNI Vulnerability Advisory : 00387
  13. Secunia Advisory : SA10869
  14. SecurityFocus : 9406
  15. X-Force セキュリティアラート&アドバイザリ : 複数製造元の H.323 実装の脆弱性
  16. SecurityTracker : 1008846
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載