【活用ガイド】

JVNDB-2004-000010

Microsoft Exchange Server の OWA 機能に他のユーザのメールボックスにアクセス可能な脆弱性

概要

Microsoft Exchange Server には、 OWA を利用したフロントエンド/バックエンド構成において、サーバ間の認証で NTLM 認証が利用されている場合、パフォーマンス向上のために行う HTTP 接続の再利用の不備のため、他のユーザのメールボックスにアクセスが可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2003

想定される影響

電子メールメッセージの閲覧や送信、削除など任意の操作を実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS04-002
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS04-002
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-0904
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-0904
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#530660
  3. Secunia Advisory : SA10615
  4. SecurityFocus : 9118
  5. SecurityFocus : 9409
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載