【活用ガイド】

JVNDB-2003-000406

Linux Kernel の net/ipv4/netfilter/ipt_REDIRECT.c の redirect_target 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/ipv4/netfilter/ipt_REDIRECT.c の redirect_target 関数には、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよび OOPS) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2015-8787 と関連する問題です。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-476: NULL Pointer Dereference (NULL ポインタデリファレンス) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/476.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.0 未満

想定される影響

第三者により、0.0.0.0 IP アドレスを持つインターフェースにパケットを送信されることで、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよび OOPS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-1604
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-1604
更新履歴

  • [2016年05月10日]
      掲載