【活用ガイド】

JVNDB-2003-000398

libxml2 の XML ドキュメント処理におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

libxml2 には、エンティティ拡張の処理に不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


xmlsoft.org
  • libxml2 2.5.0 以前
サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
サン・マイクロシステムズ
  • OpenSolaris (sparc) 
  • OpenSolaris (x86) 
  • Sun Solaris 10 (sparc) 
  • Sun Solaris 10 (x86) 
  • Sun Solaris 9 (sparc) 
  • Sun Solaris 9 (x86) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Linux Advanced Workstation 2.1 

想定される影響

エンティティ参照が多量にネストされた XML ドキュメントの処理により、サービス運用妨害状態 (DoS) にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

xmlsoft.org サイバートラスト株式会社 サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 247346
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. DTD の再帰的なエンティティ参照の不適切な制限(CWE-776) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-1564
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-1564
  2. Secunia Advisory : SA31868 
  3. Secunia Advisory : SA31558
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2008-2419
更新履歴

  • [2008年10月03日]
      掲載
    [2009年02月20日]
      影響を受けるシステム：サン・マイクロシステムズ (247346) の情報を追加
      ベンダ情報：サン・マイクロシステムズ (247346) を追加
  • [2024年02月27日]
      CVSS による深刻度：内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧：内容を更新

公表日2003/12/31
登録日2008/10/03
最終更新日2024/02/27