【活用ガイド】

JVNDB-2003-000309

Microsoft Exchange Server の ESMTP における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Exchange Server では、Internet Mail サービス、または、SMTP サービスにおいて、Exchange Server 間で特定の情報を転送するために利用される ESMTP コマンドを受け取る前に認証をリクエストせずに、そのまま ESMTP コマンドを受け取る脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 5.0
  • Microsoft Exchange Server 5.5
  • Microsoft Exchange Server 2000

想定される影響

Microsoft Exchange Server がサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS03-046
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS03-046
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソースの枯渇(CWE-400) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-0714
参考情報

  1. JVN : JVNCA-2003-27
  2. JVN Status Tracking Notes : TRCA-2003-27
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-0714
  4. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2003-4201
  5. 警察庁 @police : MS03-043及びMS03-046の脆弱性に対する対応について
  6. CERT Advisory : CA-2003-27
  7. US-CERT Vulnerability Note : VU#422156
  8. IPA 緊急対策情報 : Windows のメッセンジャサービスの脆弱性について
  9. IPA 緊急対策情報 : Microsoft Exchange Server の脆弱性について
  10. CIAC Bulletins : O-005
  11. SecurityFocus : 8838
  12. X-Force Security Alerts and Advisories : 13432
  13. X-Force セキュリティアラート＆アドバイザリ : Microsoft Windows メッセンジャ サービスにおける脆弱点
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2003/10/15
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01