【活用ガイド】

JVNDB-2003-000304

Microsoft Windows のリストボックスコントロールおよびコンボボックスコントロールにおけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Microsoft Windows のリストボックスコントロールおよびコンボボックスコントロールにより呼び出される User32.dll 内の関数は、Windows メッセージから渡されるパラメータに対する妥当性のチェックが不適切であるため、バッファオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows NT 4.0 (server) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (terminal_srv) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (workstation) 
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows XP sp3 

想定される影響

User32.dll を利用するアプリケーションの実行権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS03-045
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS03-045
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-0659
参考情報

  1. JVN : JVNCA-2003-27
  2. JVN Status Tracking Notes : TRCA-2003-27
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-0659
  4. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2003-4201
  5. CERT Advisory : CA-2003-27
  6. US-CERT Vulnerability Note : VU#967668
  7. IPA 緊急対策情報 : Windows のメッセンジャサービスの脆弱性について
  8. IPA 緊急対策情報 : Microsoft Exchange Server の脆弱性について
  9. CIAC Bulletins : O-009
  10. SecurityFocus : 8827
  11. X-Force Security Alerts and Advisories : 13424
  12. X-Force セキュリティアラート&アドバイザリ : Microsoft Windows メッセンジャ サービスにおける脆弱点
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載