【活用ガイド】

JVNDB-2003-000258

Microsoft Windows の NetBIOS Name Service における情報漏洩の脆弱性

概要

Microsoft Windows に含まれている NetBIOS Name Service の NetBIOS データグラムには、コンピュータ名とスペースの代わりにコンピュータ名とシステム内に確保済みのメモリ領域の内容が含まれてしまうため、特定の状況下においてリモートの攻撃者は標的システムに意図的な NetBIOS 名クエリを送信することにより、対応する NetBIOS 名の応答を介してシステム内のメモリ内容を入手される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows NT 4.0 (server) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (terminal_srv) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (workstation) 
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows XP sp3 

想定される影響

システム内の重要な情報を閲覧される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS03-034
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS03-034
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-0661
参考情報

  1. JVN : JVNCA-2003-27
  2. JVN Status Tracking Notes : TRCA-2003-27
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-0661
  4. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2003-4201
  5. CERT Advisory : CA-2003-27
  6. IPA 緊急対策情報 : Windows のメッセンジャサービスの脆弱性について
  7. IPA 緊急対策情報 : Microsoft Exchange Server の脆弱性について
  8. CIAC Bulletins : O-008
  9. SecurityFocus : 8532
  10. X-Force Security Alerts and Advisories : 13089
  11. X-Force セキュリティアラート&アドバイザリ : Microsoft Windows メッセンジャ サービスにおける脆弱点
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載