【活用ガイド】

JVNDB-2003-000223

Linux Kernel におけるパケットの送信元アドレス偽装の脆弱性

概要

Linux Kernel には、送信元アドレスがローカルホストアドレスに偽造されたパケットを受信した際に、フォワーディングテーブルの転送情報を基に転送してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Cobalt RaQ550
レッドハット
  • Red Hat Linux 7.1  
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  
  • Red Hat Linux 8.0  
  • Red Hat Linux 9  

想定される影響

意図的に作成したパケットによってフォワーディングテーブルを利用し、アクセス制限を回避される可能性が存在します。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-0552
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-0552
  2. SecurityFocus : 8233
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2003/07/21
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01