【活用ガイド】

JVNDB-2003-000216

Cisco IOS における意図的に作成された IPv4 パケットによるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco IOS には意図的に組み立てられた IPv4 パケットを受けとることで、内部の処理キューの入力待ち行列が一杯になったと誤って判断し、処理不能の状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 11.0 
  • Cisco IOS 11.1 
  • Cisco IOS 11.2 
  • Cisco IOS 11.3 
  • Cisco IOS 12.0 
  • Cisco IOS 12.1 
  • Cisco IOS 12.2 

想定される影響

Cisco IOS がサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-0567
参考情報

  1. JVN : JVNCA-2003-15
  2. JVN : JVNCA-2003-17
  3. JVN Status Tracking Notes : TRCA-2003-17
  4. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-0567
  5. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2003-2901
  6. 警察庁 @police : Cisco社製ネットワーク機器の脆弱性について
  7. CERT Advisory : CA-2003-17
  8. CERT Advisory : CA-2003-15
  9. US-CERT Vulnerability Note : VU#411332
  10. IPA 緊急対策情報 : Cisco IOS に対するサービス妨害攻撃の可能性について
  11. CIAC Bulletins : N-118
  12. SecurityFocus : 8211
  13. X-Force Security Alerts and Advisories : 12631
  14. X-Force セキュリティアラート&アドバイザリ : Cisco IOS におけるリモートからのサービス不能攻撃の脆弱点
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載