【活用ガイド】

JVNDB-2003-000208

Microsoft Windows における意図的に作成された SMB パケットによるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Microsoft Windows にデフォルトで実装されている SMB サービスには、受け取った SMB パケットのパラメータに対する妥当性のチェック不適切であるため、メモリ領域の確保に必要とされる本来の領域よりも少ない領域のバッファ長が与えられている SMB パケットを受け取った場合、バッファオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows NT 4.0 (server) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (terminal_srv) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (workstation) 
  • Microsoft Windows XP sp3 

想定される影響

システムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる、あるいは、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS03-024
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS03-024
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-0345
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-0345
  2. SecurityFocus : 8152
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載