【活用ガイド】

JVNDB-2003-000200

Unzip における任意のファイルが上書きされる脆弱性

概要

unzip には、複数の "." 文字を含むファイル名から成るアーカイブを展開する処理の不備により、ファイル名として 2 つの "." を含ませ、その間に印刷不能文字を利用することにより、"." に挟まれた文字列がフィルタリングされ、".." として解釈されてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 1.1 
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
サン・マイクロシステムズ
  • Sun Cobalt RaQ4
  • Sun Cobalt RaQ550
  • Sun Cobalt RaQXTR
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 6.5  
  • Turbolinux Server 7  
  • Turbolinux Server 8  
レッドハット
  • Red Hat Linux 7.1  
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  
  • Red Hat Linux 8.0  
  • Red Hat Linux 9  

想定される影響

unzip を実行するユーザの権限で書き込み可能なファイルを上書きされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : unzip
サン・マイクロシステムズ ターボリナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-0282
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-0282
  2. SecurityFocus : 7550
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載