【活用ガイド】

JVNDB-2003-000190

Macromedia Flash Plugin における任意のファイルを読み込まれる脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Red Hat Linux の特定のバージョンに同梱されている Netscape パッケージの Netscape Navigator あるいは Netscape Communicator には複数のセキュリティの問題が存在します。

Netscape で Macromedia Flash Player を利用している場合、リモートの攻撃者はこの問題を利用し、標的ユーザに意図的な URI を読み込ませることにより、Macromedia Flash Player を使用している標的コンピュータ内のファイルを読み出すことが可能です。また、Flash Shockwave ムービーファイル (SWF) ヘッダの境界チェックに不備が存在し、リモートの攻撃者は悪意のあるヘッダを含むムービーファイルを閲覧させることにより、Netscape Navigator あるいは Netscape Communicator の実行権限で任意のコードを実行できる可能性があります。

尚、この問題を利用してこの攻撃を成功させるためには、標的ユーザのホストで Netscape 対応の Macromedia Flash Player がプラグインとして利用されている場合に限定されます。

また、この問題を解消する Netscape 4.8 パッケージでは、Macromedia Flash 用ハンドラのバッファオーバーフローを生じる可能性があるバージョンの zlib をリンクしてビルドしている問題も解消しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 1.1 
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
レッドハット
  • Red Hat Linux 7.1  
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社
  • MIRACLE LINUX アップデート情報 : netscape
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-1467
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-1467
  2. SecurityFocus : 5430
  3. SecurityFocus : 5429
  4. ISS X-Force Database : 9798
  5. ISS X-Force Database : 9797
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載