【活用ガイド】

JVNDB-2003-000139

Ethereal の複数の解析部における整数オーバーフローの脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Ethereal 0.9.11 以前には、以下の複数のプロトコルの取り扱いに不備が存在します。

AIM
GIOP Gryphon
OSPF
PPTP
Quake
Quake2
Quake3
Rsync
SMB
SMPP
TSP
Mount
PPP

これらプロトコルの解析部では一つずれ (off-by-one) の問題が存在します。また Mount プロトコルと PPP プロトコルの解析部には整数桁あふれによるオーバーフローが発生する問題が存在します。

これらの問題を利用し、リモートの攻撃者は意図的に組み立てたパケットを送信することにより、Ethereal をクラッシュさせ、結果としてサービス不能状態に陥らせることが可能です。更には、Ethereal の実行権限で任意のコードを実行できる可能性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 1.1 
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
ターボリナックス
  • Turbolinux Server 6.5  
  • Turbolinux Server 7  
  • Turbolinux Server 8  
レッドハット
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  
  • Red Hat Linux 8.0  
  • Red Hat Linux 9  

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社
  • ミラクル・リナックス株式会社 : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
ターボリナックス
  • ターボリナックス株式会社 : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-0357
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-0357
  2. SecurityFocus : 7493
  3. SecurityFocus : 7494
  4. SecurityFocus : 7495
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載