【活用ガイド】

JVNDB-2003-000045

複数のベンダ製品の SIP サービスの実装におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

多くのベンダから提供されている SIP サービスの実装には、SIP セッションを確立する際に利用される INVITE メッセージの処理の不備のため、悪意ある INVITE リクエストを作成し、送信することで、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.2 
  • Cisco PIX Firewall 5.2  
  • Cisco PIX Firewall 6.0  
  • Cisco PIX Firewall 6.1  
  • Cisco PIX Firewall 6.2  

想定される影響

SIP サービスがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる、あるいは、SIP サービスを実行している権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-1108
参考情報

  1. JVN : JVNCA-2003-06
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-1108
  3. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2003-0801
  4. CERT Advisory : CA-2003-06
  5. US-CERT Vulnerability Note : VU#528719
  6. SecurityFocus : 6904
  7. SecurityTracker : 1006144
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載