【活用ガイド】

JVNDB-2003-000043

VNC においてセキュリティ上不適切な cookie を作成する脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Virtual Network Computing (VNC) は通常、DES 暗号方式でチャレンジレスポンス認証を行います。

特定のバージョンの VNC には、チャレンジコードの生成に不備が存在します。

この問題を利用するリモートの攻撃者は、正規のユーザがリクエストを送信した後約 1 秒以内に同じサーバに対してリクエストを送信することにより、同じチャレンジコードを入手することが可能です。

このため、攻撃者は、正当なユーザのレスポンスコードを入手し、サーバに送信することで、サーバにログインできる可能性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Linux 7.0  
  • Red Hat Linux 7.1  
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  
  • Red Hat Linux 8.0  

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-1511
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-1511
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載